ニャンキーです
昨年家を買った僕が、これから家を買う人にどうしても伝えたいことがあります。それは
家は「やり方」次第で数百万円も安く買えるという事実です
僕の場合、後から計算したら900万円くらい節約できてました。なぜそんなことができたのかと言うと、家を安く買う「コツ」を知っていたから。
「何も知識がないまま不動産屋に行って勧められるがままに物件を購入して住宅ローンを組んだ場合」と「ここに書かれていることを全て実行して家を買った場合」では、総支払い額でおそらく数百万円〜1,000万円以上の差が生まれるはずです。
逆に言えば、ほんの少しの知識を知らないだけで莫大なお金を損する可能性があるのです。ヤバクないですか?
だからこそ家探しをする前に知識武装することが重要!今回は僕の実体験も踏まえながら、無駄を省いてとにかく安く家を購入する為の方法をまとめてみました。これから家を買おうと思っている人はこの記事を読んでもらうことで数百万円節約できる可能性があります。ぜひ物件探しをする前に、最後まで読んでね!(長いけど)
【注意】僕が購入したのは新築建売住宅なのでマンションや注文住宅、中古住宅を購入予定の人には一部当てはまらないこともあります(当てはまるものもあります)。ご了承下さい
- 家を買う時こそ節約すべき!
- 家を数百万円安く買うための10の方法
- あとがき
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家を買う時こそ節約すべき!
家を安く買う方法をお伝えする前に、まず知っておいて欲しい「心構え」みたいなことがあります。 それは家を買う時こそ節約が重要ということです。
家を買う時、人の金銭感覚は麻痺する
家って高いよね。なんであんなに高いんだろーね。そりゃ「一生に一度の買い物」って言われますよ
例えば僕が検討した東京の多摩地区や神奈川の川崎市や横浜市あたりだと、すげー普通の4LDK新築建売住宅で4,000万〜5,000万円くらいするのね(駅から徒歩10分、土地面積100㎡・床面積100㎡くらい)
しかし冷静に考えてみれば、住宅購入にかかる諸経費10万円も、普段の生活で一生懸命切り詰めて貯めた10万円も、同じ10万円です。10万円あれば夫婦で二泊三日の北海道旅行に行けてしまいます。
住宅を購入する時には不動産屋や銀行、保険会社などが、私たちの馬鹿になった金銭感覚を狙ってきます。いろいろと高額な経費を請求してきたり、高額な商品を買わせようとしてくるので注意しなければなりません
金額が大きいからこそ、節約効果は抜群!
例えば消費税。僕が家を購入した時にはまだ8%だったのですが、今は10%です。たかが2%と思うかもしれませんが、4,000万円(建物1,500万円、土地2,500万円)の物件を購入する場合、消費税増税分だけで30万円※も値上がりしたことになります。
※土地には消費税はかかりません
消費税はこれから確実に上がっていきますので、数年後にはさらに2%増税しているでしょう。つまり同じ家を買うのにさらに30万円も高くなるわけです
しかし安いツアーなら夫婦でハワイに行けちゃう金額です。余計に消費税を払ったところで、どうせ不倫や汚職ばかりしている議員が私腹を肥やすことに使われるだけなので、そんな無駄遣いは避けたいところです。←偏見。
一般人にとって普段の生活の中で30万円貯金するのは本当に大変なことです。それなのに4,000万円という大きな金額を前にして「30万円くらい・・・」と思ってしまうのは愚の骨頂です。合い見積もりを取ったり、値切ったり、自分で出来ることを自分でやったり。ほんの些細なことの積み重ねが大きな金額になって返ってくるのです。
家を数百万円安く買うための10の方法
なるべく安く家を購入するプロセスは以下の10項目です。
- 仲介手数料を払わない
- 相場より安く買う
- 値引き交渉の「準備」をする
- 住宅ローンを安く抑える
- 登記を自分でやる
- 火災保険は必要最低限の補償でなるべく安く抑える
- 設備などは徹底的に合い見積もりをとる
- クレジットカードで多額のポイントを得る
- 住宅ローン控除を申請する
- 不人気物件をあえて狙う
順に解説していきましょう。
1.仲介手数料を払わない(節約効果:100万円以上)
最も節約効果があるのがこれです。
購入代金の3% + 7万円
も取られるからです。
一見たいしたことないように感じますか?実際に計算してみましょう
4000万円×3%+7万円=127万円です!
手数料だけで100マン円超えです。高すぎませんか?それだけあれば、新生活で必要な家具を全て新品で揃えてもお釣りがきます。僕なら絶対に払いたくありません
実際にはその地域に強い不動産屋が独自の物件を持っていることも無くはないです。でも、少なくとも僕が出会った全ての不動産屋はどこかで見たような物件ばかり紹介してきました。
ではどうすればよいのか?
答えはカンタンで、仲介手数料無料で仲介してくれる不動産会社を利用すれば良いのです。そんな会社あるの?と思いますがあるんです。コレ、知らない人は本当に大損する話ですので真面目に聞いてください。
仲介手数料を無料でお目当ての物件を購入する方法
仲介手数料を無料にする方法は非常にカンタンです。以下の手順に従って、この会社に連絡を取って仲介に入ってもらうだけです(この手順通りやらないと失敗することがあるので気をつけてください)
1.下のバナーをクリックする

2. 飛び先で、右上にある「お問い合わせ」という緑のボタンを押す
ここが非常に重要です。連絡した事実を残すために必ず「お問合せフォーム」から連絡しましょう!フォームから連絡すると、問合せ内容が日時と共にメールであなたにも送られてきますので、後でトラブルになりません。
以上です。超カンタンですね
ちなみに、
※既に他の不動産会社で内覧した後でも、契約前なら大丈夫です。
※中古物件やマンションでも大丈夫です。
疑い深い人は「仲介手数料が無料になるってそんなに上手い話があるわけない」と思うかもしれませんが、仕組みを知ればあやしくもなんともありません。
従来の不動産会社は私たち買主と物件を持っている売主の両方から仲介手数料を取っている(業界用語で両手取引といいます)のですが、この会社は売主からだけ仲介手数料を取る(片手取引といいます)という戦略なのです。
例えば先ほどの物件では、普通の不動産仲介は127万円×2=254万円の手数料を得るわけですが、この会社は売主からの127万円でやってくれるわけです。その代わり、たくさんのお客さんを集めていわゆる薄利多売で頑張っているわけですね。
ですから私たちがやることは何も変わりません。欲しい物件が見つかったら、バナーをクリックして問い合わせフォームから連絡するだけです。
これを利用しないと大損しますので、家を買う人は絶対に連絡することをオススメします!
2.相場より安く買う(節約効果:数百万円)
不動産価格というのは変動します。これは新築でも中古でもマンションでも同じです。全く同じ条件の家でも購入する時期やタイミングによって、価格が数百万円は変わるのです。
不動産は絶対に相場より安く買うべきです。月々の返済額が少なくなるメリットがあるだけでなく、万が一不動産を売却しなければならなくなった時にも安く買った物件なら損失は最小限に抑えられるからです。
相場感を養う
値下げ幅のクセを知る
例えばあなたの住みたい街で駅からの距離が同じで、間取りなどの条件も全て同じような物件が2軒あったとします。ところが物件Aは5,000万円で売っていて、物件Bは4,200万円で売っている、なんてことはよくあります。どうしてそんなことになるのでしょうか?それは販売開始からの時間が影響しているのです。
一般的に、建売住宅は販売開始当初かなり高めの金額で売りに出されています。売主からすれば高く売れた方が良いので初めは高めに出すんですね。
しかし、建売住宅の多くは2〜3か月売れ残ると段階的に値段を下げていきます。この時の値下げ幅は地域だったり不動産会社の方針によって異なるのですが、基本的に値下げ幅は一定だったりするので、そのクセを知ることが非常に重要です。ちなみに東京・神奈川・千葉・埼玉あたりでは1回につき200万円程度値下げすることが多いです。
そして実際に4,200万円で売れたら、そのあたりの土地とその条件での相場は4,200万円ということになります。
タイミング良く値切る
値切りやすいのは4月〜9月
逆に11月に入ってしまうと不動産屋も開き直って新年度に目を向けてしまいますので、遅くとも10月くらいまでには話をまとめた方がいいかもしれません。
自由にカスタマイズできる物件は値切りにくい
3.住宅ローンの「簡易審査」を受ける

一戸建てでもマンションでも値引き交渉をして安く買うのが基本です。しかし値引き交渉を有利に進めるのに必要な「準備」があることを知っている人はあまりいません
その「準備」というのは住宅ローンの簡易審査です。なぜでしょう?
ほとんどの人は住宅ローンを利用して家を購入すると思います。しかし気に入った家が見つかっていよいよ契約となった後、住宅ローンの審査に落ちて購入できないという人が非常に多いのです。
そしてそのことによって一番迷惑を被るのは不動産屋です。汗水垂らしてヘコヘコ頭を下げながら何軒も物件を紹介して、やっと買うって言うから超長い重要事項説明(本当に長いです)をして契約書交わしたのに、「住宅ローンの審査通りませんでした」の一言で全てパーになってしまうのです。不動産屋からしたら最悪ですよね。
たいていの不動産屋はこのような経験を何度もしています。ですから、デキる担当者ほど客の支払い能力を気にしながら営業してきます。「お勤め先は長いんですか?」「素敵なお車ですけど、ローンで買ったんですか?」こんな世間話は全てこちらの支払い能力を探っているのです。不動産屋で初めに書かされるアンケートもそれが目的です。
そんな時に「◯◯銀行の住宅ローンの簡易審査は通っています」と一言言えると不動産屋の態度がガラッと変わります。簡易審査に通っているということは、高い確率で住宅ローンを組めるからです。ちゃんと買える客だとわかっていれば、不動産屋も本気で良い物件を紹介してくれますし、値引き交渉にも真面目に応じてくれます。
一方、簡易審査にすら通っていない客だったらどうでしょう。もしかしたら買えない客かもしれないのです。買うかどうかわからない相手に大幅な出精値引きをする不動産屋は絶対にありません。
簡易審査はどうすれば受けられるのか
オススメは「住宅本舗」です。ここは大手銀行からネット系銀行まで最大80社の簡易審査と同時に見積もりも受け取ることができるので、より安い金利で借りることが出来ます。
「でも物件も決まってないのに住宅ローンの簡易申請してもいいの?」と思いますよね。いいんです!もっと言えば借り入れる金額すら決まってなくても申し込めます。その場合は自分の予算よりも少し多めの金額で仮審査を申し込めば良いのです。あとから金額を下げる分には問題ないからです。
とにかく重要なことは、値引き交渉を有利にする為に住宅ローンの簡易審査を通しておくことです。しつこいですが重要なのでもう一度言いますね。
家を安く買いたいなら、不動産屋に行く前に絶対に簡易審査を済ませておきましょう!
4.住宅ローンを安く抑える(節約効果:数百万円)
ほとんどの人は住宅ローンを使って家を買うことになるかと思います。実はこの住宅ローン、お金を借りる金融機関やその種類によっては支払い総額が数百万円変わることをご存知ですか?
5.登記を自分でやる(節約効果:20万円)
住宅を購入する際には法務局へ不動産登記を行う必要があります。
不動産登記というのは、ざっくり言えば あなたが購入した土地や建物がどこにあって、どれくらいの広さで、それが誰の所有物であるのかといった情報を法務局に登録する制度です。これをすることによって、住宅があなたのものであることを公に認めてもらうことができます。
新築建売住宅を住宅ローンを利用して購入する場合には「建物表題登記」「所有権移転登記」「保存登記」「抵当権設定登記」の4つの登記が必要となります。
引渡しを受けるまでの間に部屋の採寸をさせてもらったり、カーテンやエアコンなどの取付業者に部屋を見せたりする必要があったり、なにかとやりとりが多いからです。その都度、嫌がらせを受けてもストレスが溜まるだけですので、自分で登記するなら契約前に了承を得ることが鉄則なのです。
6.火災保険は必要最低限の補償でなるべく安く抑える(節約効果:数十万円)
火災保険の加入は任意ですが、万が一の為にも加入すべきです。しかし一方で、日本において実際に火災などの災害で保険金を受け取る可能性は非常に少ないのです。
そう火災保険は入らないと困るけど、入っても保険金を受け取る確率は相当低い保険なのです。それであれば、保険会社のブランド力などに左右されずに、なるべく安く抑える方が良いに決まっています。
火災保険や地震保険の選び方はこちらの記事を参考にしてください。
7.設備などは徹底的に合い見積もりをとる(節約効果:数十万円)
新築の建売住宅を購入してみて最も驚いたのは、賃貸住宅では当たり前に付いていた設備が付いていなかったことです!
住宅メーカーにもよると思いますが生活するのに最低限必要と思われるカーテンレールや網戸が付いていない住宅も珍しくありません。うちの場合、網戸は付いていましたが、カーテンレールは付いていませんでした。
建売住宅を購入して、そのまますぐに住めると思っている人も多いと思いますが(僕もそうでした)、必要最低限の生活をするまでにも色々とお金がかかります。ごく一般的な4LDKの建売住宅で実際に各設備にどれくらいお金がかかるのか?概算金額を下記にまとめましたので参考にしてみてください。
4LDKの建売住宅で設備にかかるお金の目安
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カーテン(カーテンレール取り付け含む) 10〜25万円程度
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網戸 10万円程度
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TVアンテナ 3〜7万円
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エアコン(取付工事含む) 7〜20万円/台
カーテン
カーテンレールとカーテンの代金+工事費の合計で10〜25万円くらい。ニトリなどで最安値のカーテンレールを取り付けまでやってもらい、ネットで買った安いカーテンを付ければ10万円くらいでいけると思います。
うちの場合はカーテンじゅうたん王国というカーテンの専門店にお願いして、リビングと寝室だけはデザインや遮光にこだわって、他の部屋は安いカーテンをつけるという方法で約22万円でした(工事費込み)。
プロの職人さんにお願いしても2万円くらいで済むはずなので、そんなリスクを冒してまで自分で取り付けするメリットはありません。ここはケチらずにプロに任せましょう
網戸
全く窓を開けないなら必要ないですが、うちの場合はよく窓を開けて換気するので網戸は必須です。一般的な4LDKで全ての窓に付けると10万円前後はかかるそうです(不動産屋談)
アンテナ
エアコン
エアコンに関しては購入・設置する前にこちらの記事を読んで頂くことをオススメします。
8.クレジットカードで多額のポイント還元を得る(節約効果:数十万円以上)
前述の通り、新居を購入するとカーテン・エアコン・ソファ・ダイニングテーブル・ベッド・テレビ・暖房器具・・・とありとあらゆる家具や家電を買うことになります。なるべく節約しよう思っていても、せっかく新居での新生活が始まるのだからとあれもこれも欲しくなるのが人情です。実際、僕もかなり節約したつもりだったのですが、気がついたら家具や家電で合計180万円くらい使ってました。
多額のお金を使う時の節約の仕方の1つとして、支払いをクレジットカードに集中させてポイント還元を得るという方法があります。
皆さんもクレジットカードを持って使っていると思いますが、それらのカードのポイント還元率はいくつでしょうか?セゾンカードやTポイントカードなど一般的なクレジットカードのほとんどの還元率はわずか0.5%です。つまり、180万円購入してもたったの9,000円分のポイント還元しかないのです。
一方、ポイントが多く貯まるクレジットカードもあります。中でも最もオススメできるカードはもはや誰もが知っている楽天カードです。楽天カードのポイント還元率は1%なのですが、それだけではありません。
楽天市場で商品を購入し楽天カードで支払うとポイント還元率が最低でも3%、多い時は14%ほどに大幅UPするチャンスがあるのです。つまり180万円購入したら少なくとも54,000円分のポイントがもらえるのです。すごくないですか?
僕はこの方法で180万円分の決済から135,000円分のポイントを獲得して、大型の物置をほとんどポイントだけで購入することができました。その時のエピソードはこちら ↓
9.住宅ローン控除を申請する(節約効果:最大400万円)
しかしこの制度、自分で確定申告しないと適用されないのです。知らなかったり、忘れちゃったりすると大損ぶっこきますので、家を買った人は必ず忘れずに申請しましょう!
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
あと、このルール何度も延長されているので詳しくはこちらもチェックしてください
10.あえて不人気物件を狙う(節約効果:数十〜数百万円)
傾斜地
個性的な形の土地
学校の近く
墓地の近く
線路沿い・幹線道路沿い
ゴミ置場近く
バス路線
あとがき
こんなクソ長い文章を最後まで読むなんて、あなたスゴイですよ。
それにしても住宅を購入する時はもちろん、購入してからも実際に住むまでの間にいろいろとお金がかかるのがお分かり頂けたかと思います。
ぜひ1つ1つに取り組んで、ぜひ数百万円節約してみて下さい!
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