下の記事でも書きましたが、新築住宅にエアコンを設置するならネットでエアコンを購入して、取付専門業者に工事を依頼するのが最も安く安全に行うことができます。
我が家ではネットでダイキンのエアコンを2台購入して、エアコン工事屋.comの柴山さんに取付工事を依頼しました。今回はその取付工事の様子をレポートしたいと思います。
とてもオーソドックスな施工方法だそうなので、初めてエアコン取付工事を依頼する人は参考にしてみてください。
工事の流れ
1. バックプレートの取付
一般的な住宅の部屋の壁は石膏ボードなどの軽くて脆い材質なのでエアコンの重量を持たせることはできません。その為、壁の中にある柱や梁などの構造物までビスを打ち込んで固定する必要があります。
しかし、ビスを打ちながらエアコンを固定するのはとても大変な作業です。そこで初めに、バックパネルという金属の板と構造物をビスで連結し、壁に固定します。
2. 壁にパイプ用の穴を開ける
次にエアコンと室外機を繋げる電線やパイプを通す穴を壁に開けます。
こんな専用の穴開けドリルを使用します。
まず、脆い石膏ボードを貫通させます。
すると断熱材が出てきます。断熱材は化学繊維で出来ていて、そのままドリルを進めると絡んでしまうので、カッターで丁寧に切り込みを入れて、、、
横にどかします。
そして再びドリルで外壁まで一気に貫通させます。
3. エアコン設置
さきほど壁に設置したバックパネルにエアコンを取り付けます。パネルへの取付はワンタッチで出来るので、職人さん一人でも作業出来るんですね。
4. パイプを穴に通す
さきほど開けた穴にスリーブという筒状の部材を差し込んで、エアコンから出ているパイプ類を通します。外から見ると上の写真のような感じになります
5. パイプ類をケースに収納する
パイプ類は外壁に固定した専用のケースに収納します。このケースは太陽光や紫外線からパイプを守り、断熱効果や経年劣化を防ぐ効果があります。ケースに入れられずにパイプが剥き出しになっていると、巻き付けられているテープなどがやがてボロボロになってしまうんですね。
我が家では二階の寝室に設置したエアコンの室外機を一階に置いたので、けっこう長い距離ケースを回してもらいました。
我が家では二階の寝室に設置したエアコンの室外機を一階に置いたので、けっこう長い距離ケースを回してもらいました。
室外機の場所について
パイプ類を延長すればどこまでも延ばせるので、室外機の場所は基本的に自由に設定することが可能です。しかし、あまり長過ぎるとエアコン効率が悪くなることもあるそうです。二階と一階くらいの距離なら全く問題ありません。
二階に設置したエアコンの室外機を一階の屋根に置く方法もありますが、50kg近い重量のあるものを置くのは屋根に少なからず負担をかけますし、地震などの際に危険なので出来れば避けたいところです。
我が家では二階の寝室横にバルコニーがあるので、そこに設置する方法もあったのですが、室外機は運転中に独特の低周波音が出るので、安眠妨害にならないように一階に置いてもらいました。柴山さんのところでは二階と一階を繋ぐ工事でもパイプ代くらいの追加料金でやってくれました。
6. パイプ類と室外機をつないで、試運転したら終了!
うちは2台やってもらいましたが、作業時間は1台につき約2時間程度。2台で合計4時間くらいで終わったと思います(若干記憶が曖昧です、間違ってたらすみません・・・)
柴山さんの仕事で感心したのは、その仕上がりの良さです!
壁と室外機の位置関係によってエアコンの真裏に穴を開けられない場合、パイプがむき出しになってしまうことがありますが、
これも化粧パイプで綺麗に仕上げてくれました。
エアコン取付工事のまとめ
エアコン工事屋.comの柴山さんの仕事ぶりは最高に良かったです!
仕事に対する真摯な姿勢が伝わってきましたし、工事の仕上がりもとても美しかったです。ウェブで注文したエアコンの置き場所に困った時にもわざわざ預かりに自宅まで来てくれました。やさすぃ。(たまたま柴山さんの事務所と引っ越し前の家が近く、スケジュールにもたまたま余裕があったからであり、常にそうしてくれるわけではありません!ご注意を)
僕は決してお金をもらったりしていません(笑)でもとても素晴らしい取付業者さんですので、本当にオススメです!(活動地域が東京・埼玉・神奈川だけというのが残念ですが、、、)
エアコン工事は家の壁に大きな穴を開ける外科手術のようなものです!工事業者選びは慎重に行いたいものです。みなさんも良い工事業者さんに出会えるといいですね。
おしまい!